
水の中で足をバタバタさせて水底をかき回し、その後、水中に頭を突っ込んで水棲生物を捕食しているカモさん。頭いいのぉ。

妻を千葉へ送っていったついでに細々とした用事を済ませた後、ちょっと思いついて足を延ばし、谷津干潟に行ってみました。
ここはラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)登録地として有名ですが、実際には登録に際して色々整備をしたせいで、色々な環境が破壊されて、登録後水鳥の生息数が激減してしまった、悪しき前例のようなところらしいです。
指定を受けたのは1993年のことなので、高々25年前のことですが、そのころの環境行政はかなりお粗末だったようですね。
日本は自然が豊富なせいで(実際は多くのエリアに人手が介在しているのですが)、自然保護の意識が育ちにくいようです。
そこにあることが当たり前だと思っていることに保護意識を向けるのは、忙しい現代人には難しいことなのでしょう。
そして、失うとそこにあったことすら忘れてしまうのです。
そうやって自然は無くなっていきます。
残念なことです。
だから、せめて身の回りの身近な小さな自然を大事にしたいものですね。