写真は自分で撮ってこそ

カメラを初めて持ったのは、多分小学生の時で、当時スーパーカーブームで展示会があって、父に連れて行ってもらったときにOlympus PEN EE-3で撮ったことを覚えています。
Konica Sというレンジファインダー機で家族写真などを撮っていた父がなぜそのカメラを買い、私に撮らせたのか、よく覚えていないのですが、多分、固定焦点のカメラなら母や私でも撮れるだろうからと思ったのでしょう。
自分で初めて買ったカメラは大学生の時、Olympus μ[mju:]ZOOM。
この頃カメラに興味を持ち始めて、Canonの初代EOS Kissが欲しかったのですが、ちょっと学生には手が出なかったような。
そして社会人になり、念願の一眼レフ機、京セラContax Ariaを購入しました。
(その前だったか後だったか、父にPentax MZ-3をプレゼントしました)
そうして色々な出来事や何でもない物や日常や様ざまなシチュエーションで写真を撮り、結婚してからは妻も写真好きだったので、益々多くの写真を撮ってきました。
写真は、撮った結果だけでなく、撮ったときの対象や人物との関係、その前後の出来事、季節感や空気感、その他多くの記憶を頭の中に刻みます。
だから、上手下手は関係なく、特に家族写真は家族自らが撮ったほうが断然思い出深いものになります。
もちろん、写真を撮っていなくても多くの思い出は残りますが、写真を撮ることでより個人的な思い出になるような気がします。
父に撮ってもらった写真を見るとそこに写っていない父を思い出すことが出来ます。
両親を撮った写真を見ると、その頃の自分と両親のことを思い出せます。
そういうところが写真の力だと思うのです。
だから、これからも自分でシャッターを切って、たくさんの記憶を刻んで行きたいと思います。